2012年11月5日月曜日

第6週 視覚化

第6週

こんにちは、TAの伊藤です。

第6週では、「イメージマップとストーリーボード」、「発想BOOT CAMP」というものをやりました。
視覚化するための準備として、視覚化する元のもののアイデアを出す必要があり、アイデアをだすための発想法をなんと7種類もやりました!
なので、今回の講義はかなり濃い内容になっています。

作業内容は2つのグループは同じことをしますが、今回は上記で簡単に説明した発想法に重点を起き、講義が勧められました。

まず最初に、視覚化するためにイメージマップとストーリーボードというのを作成していきます。
イメージマップでは横軸(X軸)と縦軸(Y軸)にユーザが重要としている印象項目を設定し、商品または、企業をおいていき一体自分の商品、企業価値がどの部分にあるのかを視覚化し、分析していきます。
ストーリーボードでは、シナリオをステップごとにショートストーリーに分けて、それぞれのシーンにあったインターフェイスのデザインを視覚化していきます。

ここでスケッチするインターフェイスはグローバルメニューや、サイドメニューなどの部分も作るのがポイントになります。そうすることでイラストレーターなどできちんとした形に起こすときにすぐに作り上げることができるからです。

そして、早速ですが来週の課題は以下の通りになります。
1、ヒトの発想・視覚化
 ・提案するペルソナ・価値の視覚化(イメージマップ)
 ・提案する体験状況・価値の視覚化(ストーリーボード)
2、モノの発想・視覚化
 ・Web画面のスケッチ(ストーリーボードに対応)
 ・サービスのデザイン要素のスケッチ(ストーリーボードに対応)
3、ビジネスの発想・視覚化
 ・ビジネスモデルのスケッチ


そして、ここからは「発想BOOT CAMP」になります。
ブートキャンプとは軍隊に入隊した新兵が訓練するための一番最初のキャンプのことなのですが、それにちなんで付けられました。

・・・本当に内容が濃くて中々ハードでした・・・。


まず初めに行ったことは「インプロビレージョン」というものです。
即興劇のことで、台本がなく、演じてによって自発的に演じられます。基本的な手法は俳優のトレーニングになり、クリエイター向けの創造教育としても多く取り入れられています。
まずはめじに教室内でグル~っと何周か歩き回り、その後その場で小さく八の字であるきます。
そして、今度は八の字をしながらスキップ!

そしてミラーリングを行いました。
ミラーリングとは2人1組となって片方がもう片方の動きをまねるというものです。
最初はリードする人、まねをする人とわかれていましたが、最終的には言葉に表さず、リード側など関係なくミラーリングをおこないました。


次に行ったのが、エアバスケです。
空想のバスケットボールを手に持ち、それを次の人に回していきます。
最後にパスをしながら連想ゲーム(バナナ→黄色→ヒヨコ・・・)をしていきます。

これは、頭ではボールをもらった時に「自分の番だ」とピリッとなっていますが、体はボールを持ってリラックスしていて、発想するには良い状態になります。


続いての発想法「最悪トラベル」
「最悪の旅行」をテーマにマインドマップを作っていき最悪な旅行シナリオを作っていきます。その際、一番最悪なポイントを決めていきます。
その後、隣のグループに発表します。

そしたら今度は、隣のグループの最悪な旅行を一転して最高の旅行に作り変えていきます。
発想を転換させるための発想法になります。




みんないろいろな最悪な事を出しているようです。
事故にあったり、病気になったり、ホテルが汚かったり・・・
僕も昔、友だちと出かけたときにサイフを落としてしまって・・・おっと、これは関係ありませんでしたね。(結構お金入ってたのに・・・トホホ)



さて、まだまだ発想BOOT CAMPは始まったばかりです。
次は「Found Object」になります。
この発送法ではテーマで「紙コップ体験」を色々書いていき、グループ内で見せ合って、共通の体験を見つけ出していくということをしていきます。




そして、「これはうちのグループだけの共通点」を3つだし、それらで得られたヒントやまったく違う体験から新しい商品・サービスのアイデアを発想していき、最終的に隣のグループにプレゼンしにいきます。

  
こ、これは一体・・・!?
かわいくて和みますね



続いて4つ目の発想法「シナリオグラフ」になります。
「いつ」、「どこで」、「どういう状態で」、「誰が」、「どうする」といったキーワードをだしていき、それぞれを線でつないで強制的にシナリオを生み出す手法になります。
今回はCITサービスをテーマに「どうする」の部分に「食べる」を入れて新しい食堂のサービスを考えていきます。



この発想法では発想に必要なクリエイティブジャンプを身につけていく行くことが重要になってきます。



5つ目の発想法「リフレーミング」
新しい観点から新しい枠組みを見つけていくことが目的の手法になります。
言うだけでは簡単ですが、実際にそれをすることはすごく難しい!という時にやくにたつ発想法になります。



今回のテーマは「購買」をリフレーミングしてみるというものです。
最初にフレーミング(購買といえばこういったものがあるよね、あ~いったものがあるよね、などの普通の事柄を書いていく)していき、その後リフレーミングをしていき、最後にスケッチを付け足して隣のグループに発表しにいきます。
なお、今回は意味と状況を考えてフレーミングリフレーミングを行います。




選ばれたグループがプレゼンをしています。
それにしても、シーンスケッチの絵がうまい!



6つ目の発想法「マトリクス型体験発想法」
縦と横の項目でグループ内で決めたテーマ(時間、環境、状態...etc)を決め、その時のシーンを書いていきます。この時にすべての項目を埋めるようにするのがポイントで、できればスケッチも入れられるととても良いです。







7つ目、最後の発想法「構造化コンセプト」
1つの製品を個々のパーツに分解してデザインしていきます。
今回のテーマは「目覚まし時計」で、今回はグループ作業ではなく個人作業になり、家族を対象ユーザに考えるとやりやすいのでそれで進めていきます。
何故家族を対象にするとやりやすいのかというと、その対象ユーザにとって何が大切なのかを考えて進めるため家族がやりやすいということになします。
ここでの個々のパーツとはテーマの「目覚まし時計」を例にだしてみますと、秒針、ベル、土台、フレーム...etcで考えていくということになります。
時間は15分と短く7つ目の発想法ということで疲れも溜まっていますが、学生のみんなも気を緩めずに作業を進めていきました。



こ、これはかなり面白い目覚ましどけ・・・い?


【TA(伊藤)からのアドバイス(?)】
はい、やってきました、アドバイスになるかわからないTA伊藤からのアドバイスタイムです!
これ、本当にアドバイスになってるのか?っていう疑問を持ちつつ進めていきたいとおもいます。

学生の皆さん、今回の講義はおつかれさまでした。いつもと比べてかなりハードなものになったと思います。
一気に7つの発想法をやったので少しうろ覚えの部分もあると思いますので、このブログを復習程度に少しでも目を通すことがアドバイスになります。
この発想法は今後も使える面白いものばかりなので、「何かうまくいかないんだよな~・・・」とか「あ、これはどうしよう・・・」って時にきっと役に立ちます。

それでは皆さん頑張って進めていきましょう!

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